自己紹介

自分の写真
2003年から毎年京都市美術館で開催している「LINK展」のブログです。 過去の展示の様子や参加者の紹介をご覧いただける公式WEBサイトはこちら。 http://link-ten.com/

2015年8月16日日曜日

【LINK展インタビュー企画】現代美術家 貴志 在介


























現代美術家
貴志 在介
Arisuke Kishi



略歴

1983 京都生まれ

2008 京都精華大学美術学部 卒

2015 願成寺古墳群美術展

2014 立体造形2014(ジャルフォ/同時代ギャラリー/アーティスロング)
2013 アートレインボープロジェクト(ドイツ・ロストックにて3週間滞在制作)
    京展2013 (彫刻部門・版画部門入選)
            貴志在介展 ~言の葉いずる表情者たち~(ギャラリー自由空間)
2012 日韓美術交流展(京都/韓国・ヘイリ)  
2004 LINK展(2014年まで毎年出品)
他多数

































これまでのLINK展に参加して経験したこと、感じたことなど。

僕が初めてLINK展に参加したのは大学一回生で、第2回展から参加しています。かれこれ10年以上の付き合いになります。
第4回、5回展と実行委員会に入り、8回展はDM制作担当、9回展は副実行委員長、10回展から今回展まで実行委員長と一出品者としてだけでなく、運営側の人間としても関わってきました。
運営として関わっているうちに、若い僕の発言でも真摯に向き合ってくれる先輩方がいることがLINK展の良さだなと感じました。
また20歳半ばから30代半ばくらいまでの作家が実行委員として入り、そしてベテラン作家がフォローする組織体制を組んでいます。それは、僕も含め若い作家の良い経験にもなっています。
LINK展は社会に対して美術というものの立ち位置を常に模索している展覧会です。LINK展は、宗教・政治・権威等に抑止されないことを前提としています。
また、毎年テーマがあるのは、その一年を通して向き合ってきた社会の実状を作品を通して表現してもらうことにもあります。
そのような作品がより多く並べば、一つの運動となっていくのではないかと思います。そしてまた、社会と向き合うわけですからリンク展としても作家としても新たな問題はどんどん出てきます。それは考えてもなかなか答えは出ません。しかし、常に模索を続ける事に意味がある気がします。
リンク展の強みは老若男女、世代を超えてアーティストが参加していること。これが重要なことだと感じています。今年で13回目です。世代を超えるからこそ、これからも常に社会と対峙できるのではないかと思いますし、共に対等に発言できる場所であるからこそ、次に進んでいける展覧会のように思えます。





















今年のLINK展参加への意気込みや目標など。

来場者3000人。と、今年のテーマに真摯に向き合ってくれる作家が増えれば、今まで以上に社会的な表現の作品が増えるのではないかと思います。そうなればいいなと思っています。




0 件のコメント:

コメントを投稿