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2003年から毎年京都市美術館で開催している「LINK展」のブログです。 過去の展示の様子や参加者の紹介をご覧いただける公式WEBサイトはこちら。 http://link-ten.com/

2017年9月17日日曜日

LINK展15 テーマです。



LINK展は、毎年違ったテーマを設けて、
それぞれの作家たちの
それぞれ違った解釈の作品を展示しています。

毎年、どんどん難しくなっていると思います。

来場前のエクササイズに、ぜひご一読ください。




[今年度のテーマ]

-Do I dare Disturb the universe?
(-世界を、かき乱してみようか?)

これは、T.S. エリオットの詩の一節です。
私たちは時に、自分が想像出来なかったような物事や体験、人々に出会い、それによって心乱される、つまり、自分自身が「かき乱される」ということを経験します。
社会の中に大きな変化が起きる時代には、そのような「撹乱」要因が、同時多発的に人々の中に起こり、それが大きな流れとなって、世の中の仕組みを根本的に変えてしまうのかもしれません。
そして今日の社会はそのような大きな変化の中にあります。
芸術とは、そうした社会の中にありながら、世間の色に染まりきらず、人々を積極的に「かき乱す」ものです。
芸術家達は、自らの思想や、美意識、価値観によって、誰もが想像も出来なかったような世界を、人々の前に現出させ、常に世界を「かき乱して」きました。
「かき乱す」とは、混乱の中から、
明日に向かっていく希望を生み出すこと-
既知の中に未知を見出し、自身の心の高揚や感動を志向すること-
そして、それによって他者に訴えかけ、自分の世界をもって他者の世界を震わせること-

そのような姿勢そのものを"Disturb the Universe-かき乱す-" というテーマに込め、表現しました。


以上。



お読みいただけましたでしょうか。

壮大なスケールの展覧会となりそうです!


「-Do I dare Disturb the universe?
(-世界を、かき乱してみようか?)」


#かき乱す




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